Almond QUAD-KUMBER インプレッション

アーモンドサーフボード「クワッドクンバー」を購入したSalty さんからボードインプレッションを頂きました!!
ボードとの出会い、乗り心地、感想をライディング写真とともにご覧ください!

✯『Almond QUAD-KUMBER 5’6”』との出逢い・・・
直人さんが主催する下田で行われた『Izu Surf Film Art Show』は本当に各方面の方が沢山集まり、とても大盛況なイベントとなっていました。

その会場内にある数々の展示ブースの一角に『Almond Surfboards』が展示してあり、その中にあった1枚のサーフボードに自分でも理由が分からないほど強力に魅かれ、同じく会場に訪れていた伊東のTwin Masterでもある 先輩の「Bobb」さんに早速声をかけると、私はまだ販売するかどうかも分かってない展示品のボードを抱え、まるですでに自分のボードであるかのように「やばいですよねこのボード・・・絶対に調子いいですよね・・・すげぇーカッコいいですよね・・・マジでこの・・・」と暑苦しいほどに捲し立てると、その瞬間から何処を観ても何を観ていても、もうそのボードのことだけが気になって気になって仕方がなくなり、サイラス氏が到着し映画が始まっても、今度は逆にそのボードに私が見つめ返されているような気になって「なんだよぉ・・・お前のことがすげぇ気になってまともに映画も観れねぇ~よぉ・・・」と、完全にわけのわからないほどおかしな感じになり、その後会場をあとにして家に帰っても、寝ても覚めてもそのボードのことが頭から離れずにいたため、意を決して次の日すぐに直人さんに連絡を取り、確保してもらったそのボードが、『Almond QUAD-KUMBER 5’6”』なのです・・・。

✯『Almond QUAD-KUMBER』の乗り心地・・・
さて肝心な『 QUAD-KUMBER』の乗り心地なんですが・・・そうなんです。核心的なことを最初から言ってしまいますが、クワッドクンバーは素直に『乗り心地』と書いてしまうくらい、乗り手を安心させて波に乗せてくれる不思議なボードなんです。
ではその不思議な乗り心地を、私なりで本当に恐縮ですが少し検証して書いてみましょう。
私が感じたそのクワッドクンバーの乗り心地とは大きく三つあって、『速い』『深い』『楽しい』です。先ず『速い』とは、文字通り何でも速いと感じました。それはこのボードがとてもスピード性に優れたデザイン特性を持っているからでしょう。パドリング、テイクオフ、ダウンザライン・・・どれをとってもそのスピード性は抜群で、トップスピードからのレールの切り返しは唸るほどの遠心力の加重を私に体感させてくれます。「なんだこりゃぁ・・・すげぇ・・・」と、思わず海で口から出してしまうほどでした。
続いて『深い』とは、ですが・・・これは「難しいから深い」というような意味ではなく、むしろそれとは逆で、この手のボードが持っている安定感ある浮力が、この『QUAD-KUMBER』が持つ絶妙なロッカーバランスと完全に相まっているせいなのか、更に深いラインを取れるようにと、乗り手を勝手に誘導してくれるような動きをしてくれます。分かりやすく言うと、波を大きく使うようなラインがより簡単に取れるのです。この動きは私にとって、まさに目から鱗的な発見で、今まで乗り手が技術でコントロールしていた絶妙な一部分を、このボードがもっと簡単にしてくれているような感覚にさえなりました。びっくりです・・・。
そして三つ目の『楽しい』ですが・・・それはもう、ここまでじっくり読んでくれた方なら、聞くのも書くのも野暮ってことですが・・・あえて書いて野暮ってみましょう・・・。このボード、『Almond QUAD-KUMBER』は、本っ当~に楽しい乗り心地を私に与えて続けてくれています。

✯『Almond QUAD-KUMBER』の乗り手として・・・
何故か『恋』から始まった私の『Almond QUAD-KUMBER』インプレッションですが、はっきり言ってこのボードはコンペティブなサーファーよりも、サーフィンをこよなく愛する大人の方に乗ってもらいたいボードだと私は感じました。
デザインはレトロ、けれど機能はハイパフォーマンス。そんな美しくも楽しい『QUAD-KUMBER』を乗り手として海で大いに楽しむなら、やはり大人のサーファーが一番似合っているのではないのでしょうか。
とか言って、私も見た目は十分おっさんではありますが、大人かどうかと問われると・・・なにせこのAQKを駆って波に乗っている時は、まだ若かりしギンギンの頃に聴きまくったblurの『Beetlebum』が、何故かガンガンに響いてくるもんですから・・・そんな私でも大人でしょう。たぶん・・・。

✯そして最後に・・・
サーフィンを知らない人から見れば、本当にサーフィンを心から愛してるとか言っちゃっている私なんか、「普通に痛い人」だと、私自身はっきりと自覚しているわけですが・・・いくつになってもサーファーにとって、新しいボードとの出逢いはまさに『恋』と同じくらいワクワクドキドキさせてくれるものだと、私はそう信じています。
今はいろいろな素材、形状のサーフボードが世に数多となっています。少し前なら「セカンドボード」と言われていたボードも、現在はその垣根もなくなり、当り前のように海で沢山見かけるようになりました。
ただ哀しいかな、情報在りきのこの世の中にあって、不運にも頭でっかちなボードセレクトを強いられたのか、したのか、楽しいはずのサーフィンがただの苦行のようになってしまっている方を見かけるもの事実です。そんな時、今在る私のサーフィンライフにおける環境が本当に恵まれたものであると実感いたします。
実際サーフィンとは一人で行うものなのですが、その楽しさの真髄は、やはり人の繋がりがあって本当の悦びや楽しさに辿り着くものであると、私は20年間サーフィンと付き合っていく中でしっかと気付かされてきました。
先行きの見えない混沌とした今の世の中で、私は何度サーフィンとそしてその繋がりに救われたことでしょうか。そしてこんな世の中だからこそ、サーフィンによって繋げられたハッピーライフがあるという事を、より多くの人に知ってもらいたいとそう願わずにはいられません・・・